長野オリンピック記念国際アイスホッケー大会
長野カップ2003

カナダ、チェコ、フィンランド、日本

今年もこの時期がやってきました、長野カップ
日本は直前のアジア大会でカザフスタンを破って金を獲得しているだけに
この大会も結構楽しみです。
といっても、アジア大会から長野カップと
両方の代表に入ってる選手は1セット分と少ししかいないんですが。
本来なら、ユール・クリスと藤田キヨシが第1セットにいるはずだったんだけど
ユールはアジア大会以前の故障で
藤田はアジア大会での故障で長野カップの出場を辞退。
(2人とも直後の日本リーグでは復帰してたけど)
長野カップの日本代表はまともな代表クラスが1セット
あとは20歳前後の選手ばかり、と。
そこは少し残念だった。

9日(初日)
この日は、長野駅に12時過ぎに到着、すこし寄り道をしてから
シャトルバスに乗って、会場には12時40分ごろ到着(開場20分前)
この時点で、すでにかなり長い行列ができてる。
ゲートから、階段降りて駐車場を4分の1周ぐらいしてる。
入場時にもらったパンフの抽選番号が333番
2列だったからすでに600人ぐらい自分の前にいたのかな?
会場にはいると、両ベンチ真後ろの席は1校1国運動向けに占拠されている。
ちょっとしょんぼりしながらその脇に陣取った。

第1試合はカナダ−チェコ
カナダチームは、ガラガというケベック州のセミプロのチームに
日本リーグにいるブライト、コフマン、パーピックを加えたチーム。
チェコチームは、エクストラリーグ1位のパルドゥビツェ
試合が始まってみると、チェコの方がかなりおしてる感じ。
ちょっと荒れた試合になったけど、チェコが6−5で競り勝った。
もう少し点差が開いてもいいような試合だったけど・・・
試合終了と同時に乱闘で、なんか後味悪い終わり方だった。
パーピックは日本リーグと同じで暴れん坊ぶりを発揮してました。
ヤジも飛んでた。

第1試合と第2試合の間には、地元の子供の試合があった。
が、小学校低学年同士の試合と言うことで、まともなホッケーになってなかった。
まあ、こういったちびっ子からアイスホッケーやるのは
普及のためにはいいことだとおもうけどね。

その後は開会式。
大したことはやらなかったので次へ。

第2試合、日本−フィンランド
フィンランドチームは1stディビジョン(国内2番目のリーグ)の選抜チーム
ジュニアナショナルチーム経験者も多いらしい。
で、試合は・・・
歯が立たなかったね
向こうも即席チームだからなんとかなってたけど
それでも、かなりの差があった。
アジア大会の代表チームもってきて
やっとまともに戦えるぐらいじゃないだろうか。
とにかくおされっぱなし。
一度攻め込まれると、なかなか押し返すことができず
かなりの時間守ってたような印象がある。
そして、一番差があったのがパスワーク
お互いに即席チームの対戦なんだけど
フィンランドと日本のパスのスピードや確実性が雲泥の差。
日本もこのへん鍛えなきゃいかんわな
試合は1−3でフィンランドの勝ち。

10日(2日目)
今日は平日、ちょっと用事があったので、
ビッグハット到着は第1試合(フィンランド−カナダ)の2ピリ中盤
2ピリだけ入ってすぐのところで立ち見で済ませて
3ピリからは二階席(正確には三階席だけど)でまったりと見ることにする。
結局試合は2−2の引き分けだった。
カナダの2得点はパーピックだったらしい。
昨日は出場していなかったブライトも出場していて
ブライト、コフマン、パーピックの3人のセットは、どうもメインになってるみたいだ。
ゲーム見てても一番攻撃力あるしねぇ

今日のインターバルは小学校中学年同士の試合
特に目を見張るようなこともなく・・・
昨日よりは育ったホッケーになってたけど
まだホッケーじゃなかったなぁ

第2試合(日本−チェコ)
この大会出場チームで一番強いであろうチェコとの試合。
昨日の試合の内容が悪かったから、かなり不安
今日のゴーリーは菊地尚哉
チェコ戦で使うのは、やっぱり世界選手権のアレのおかげか?
1ピリは、よく足が動いていて、なかなか良い守備をして
上手く守っていた印象。
尚哉の好セーブに救われたような場面もあったけど。
シュート数は圧倒的にチェコが多い。(チェコ14−日本5)
ほとんど全ての時間帯でチェコに攻められてた。
2ピリ、序盤はなんとか守っていたものの、ついに均衡破れる。
2点を立て続けに奪われ、かなり嫌な展開に
3ピリ、6分、2対1で抜け出して(佐藤翔&百目木)佐藤が決めて1−2
しかし、これでチェコが本気になったのか、立て続けに失点
チェコ・パルトゥビツェの底力を感じさせられる。
もう1点返すものの、さらに失点して
終わってみれば2−7の惨敗。
中盤から守備が破綻して立て直せなかったね
ブルーライン近くに潜んでる選手に簡単にパスを通されて
フリーとか、2対1とかで抜け出されてた。
みっちち1ヶ月ぐらい合宿組んだ日本正代表を当てても厳しい試合だろうね

11日(3日目)
今日で最終日、12時30分頃到着。
初日より少し少ない程度の人数の行列ができた。

第1試合はチェコ−フィンランド
この試合、勝った方が優勝。
序盤はフィンランドがやや優勢に試合を進めていたけど
チェコが着実に得点を重ねて完勝。
いやー強かったね
即席チームとの違いかもしれないけど
それでも、さすがエクストラリーグ1位と感じさせる試合だったよ。
パルトゥビツェのメディアガイドもらいました、ありがとー

第2試合、日本−カナダ
ここで負けた方が最下位、という試合。
ここまでの2試合を見てきた感じではカナダチームはそれほど強くない
ブライト、コフマン、パーピックのセットをいかに抑えるかが勝敗のカギになる、と思ってた。
シュート数は日本の方が多かったけど、1ピリは0−1で終了
カナダが優勢だったわけでなく、少ないチャンスに決められた印象。
2ピリにさらに1点取られて0−2となった後に
2点取り返す。
1点目は菅原(経過は忘れてしまった)
2点目は山崎(百目木のシュートが弾かれたのを詰めてきた山崎が決めた)
会場は3日間で一番盛り上がったね
3ピリ、このままの勢いで一気に逆転!と思っていたんだけど
どうも足が止まってきたような感じ。
結局最後に1点とられて日本は3連敗
ブライト1ゴール、コフマン2アシスト、パーピック2アシスト
とこのセットに完全にやられた。

日本は、即席チームでパスがまともにつながらなくて
1人か2人で抜け出してシュートって攻撃ばっかり
パスを繋いで揺さぶるとか、弾かれたパックをキープして立て直すような芸当はできなかった。
世界選手権は、またアジア大会の代表が主力になるだろうし
その前に1ヶ月ぐらいかけてチーム作るからそんなに心配しないけど
それでも、パスの技術はしっかりと作って欲しいと感じだよ。
フィンランドも即席チームなのにちゃんと繋がってたからね。

長野カップ、結果は
優勝はチェコ、2位カナダ、3位フィンランド、4位日本
最優秀選手は
チェコ・パルトゥビツェのC#91オタカー・ヤネツキー
なんと42歳。
確かに上手かったですよ

今回の長野カップ、パルトゥビツェのゲームが見られたのは良かったな
日本リーグの試合よりかなりレベル高かったしね
NHLならもっと、というのは無しで。
来年は見に行けるかわからないが、楽しみにしている。

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